人生どうなるか分からない

人生というものは本当に・・・
いついかなる時に分岐点が現れ、そして最高の仕事を見つけ、最愛の嫁を見つけ、幸せに生活することができるか分からないものだ。私なんかもその1人で、ひたすら運命という生涯に悩まされている。

 

時は遡ること50年。昔は今のように発展した日本ではなく、国が一丸となって働く発展途上国の時代であった。戦争は終わり、これからは日本が経済的な成長を進める重大な時期。その時はまだ子供だったから何も考えていない。
しかし軍人として帰還してきた父親は、いきなり戦争が終わったことで次の職業を探すため大変な思いをしただろう。ちょっと前まではひたすら人を殺すことばかりしていた兵士が、よもや家具職人になるとは誰も考えてもいなかった。今でも定年せずに働いている父親。

 

私は転職をした父親を横目に学校で適当に勉強をしていたが、ある時、やはり思うところがあって学校をやめて会社に就職したのだ。最初は希望に満ち溢れていたが、やはりどうにもこうにもすぐに飽きてしまった。なぜなら、ひたすら単純作業の繰り返しを延々とこなす労働だったからだ。
もちろん、発展途上国であった日本では、鉄を使った仕事はとても重要な役割を担っていたと今でも思うが、それでも、どうしてもやりがいを持つことができなかった。
そして天職を探すための長い道のりが始まった。
来る日も来る日もアルバイトや日雇いの仕事をこなし、なんとか一人暮らしを維持するため、食費や光熱費、そして家賃をの支払いに追われる毎日。もちろん実家に帰って親の元で暮らすということも視野に入れたが、それだけはなんとかして避けたかった。
それから10年後。私はどうなったかと言うと・・・

 

言うまでもない。正社員として清掃業に就任することができた。が、役職はない。したっぱなのだ。
そんな残念な人生だが、フリーターとして中年がのサボるよりかは幾分マシと言えるだろう。いいんだ。手に職を持つことが何より大切だから。
そんな清掃業で今では係長として活動しているが、正直言って、これもまたあまりやりがいのある仕事とは言えない。つまらないから。それでも汗水垂らして働くことはとても重要で、人間として生まれてきたからには本当にしょうがないことだと、いつも自分に聞かせている。

 

もしも私にもっと最高の才能があれば、バブルの時代もブイブイ言わせて成金になっていたかもしれないな。